味噌の味は「麹」で決まる?地域ごとの違いをご紹介
朝晩がぐっと冷え込んで、あたたかい味噌汁が恋しくなる10月。
新米や新味噌が出まわる季節でもあります。
ところで、味噌の味が地域によって違うのはご存じですか?
その違いを生む大きな理由のひとつが「麹」です。今回は、麹で変わる味噌の違いをご紹介します。
味噌は3種類の麹に分かれます
味噌は、使う麹の種類によって大きく3つに分けられます。
- 米麹味噌:お米で麹をつくる、全国でいちばん多いタイプ
- 麦麹味噌:麦で麹をつくる、まろやかなタイプ
- 豆麹味噌:大豆で麹をつくる、コクの深いタイプ
日本のどこで、どの味噌が食べられている?
【米麹味噌】
- 長野(信州味噌):すっきりとした味わいで、全国的になじみ深い味噌です。
- 京都など関西(西京味噌・白味噌):塩分がひかえめで甘みが強く、お雑煮にも使われます。
- 東京(江戸甘味噌):赤みのある色と、しっかりとした甘みが特徴です。
- 宮城など東北(仙台味噌など):赤味噌系で、コクのある味わいです。
【麦麹味噌】
- 九州・四国・中国地方:ほんのり甘くまろやかな口当たりで、「麦味噌」「合わせ味噌」として親しまれています。
【豆麹味噌】
- 愛知・三重・岐阜(八丁味噌など):渋みや酸味もある力強い味わい。味噌カツや味噌煮込みうどんなど、名古屋めしでもおなじみです。
地域ごとに違いが生まれた背景には、気候やその土地で採れる穀物、食文化の違いがあるといわれています。毎日食べるものだからこそ、土地の暮らしに合わせて育ってきたのですね。旅先で味噌汁をいただくときは、「この土地はどの麹かな?」と想像してみるのも楽しいものです。
食べくらべて、お気に入りを見つけよう
味噌は、同じ味噌汁でも種類を変えるだけで、まったく違う表情を見せてくれます。甘みのあるやさしい味噌、コクの深い力強い味噌、まろやかな麦味噌。気分や季節に合わせて選ぶのも、味噌の楽しみ方のひとつです。
寒さが深まるこれからの季節は、具だくさんの味噌汁が心強い一品に。旅先で出会った味噌をおみやげに選んだり、いつもと違う味噌を試してみたりと、ぜひ気軽に楽しんでみてください。
当店でも3種類の味噌を取り扱っています。気になる方は、ぜひお手に取ってみてくださいね。
収穫の秋、麹の恵みに感謝しながら、いつもの食卓をゆっくり味わってみませんか。