酵素ってなに?特徴や酵素を効果的に摂るポイント3選をご紹介!
こんにちは!
「こめどりーみんぐ~GIFT & CRAFTMita~」スタッフの成田です。
近年、流行り病や在宅ワーカーの増加などがあり、世の中の健康への関心が高まっているかと思います。
私も、数年前までは出社していましたが、現在は在宅ワークの日も多いです。
勤務時間中は家の座椅子でパソコンと向き合い、1日数百歩しか歩かない日も...。
このままで体は大丈夫なのか?という不安から、自宅で筋トレをしたり、栄養について調べたりするようになりました。
今回は、そんな私から「酵素」にフォーカスして、特徴や酵素を効果的に摂るポイント3選をご紹介します!
1.酵素とは?
「酵素」とは主にタンパク質で構成されており、人や植物、動物などの生き物が活動する上で必要な、食べ物の消化・吸収・代謝などの化学反応に、酵素が使われています。
酵素は人の体におよそ5000種類あると言われ、各酵素がそれぞれ一つの働きのみを専門としています。
例えば、タンパク質を分解する酵素は脂質やでんぷんを分解できず、脂質やでんぷんを分解するためには別の酵素が必要です。
酵素には大きく体内酵素の「消化酵素」と「代謝酵素」と、体外酵素の「食物酵素」に分けられます。
消化酵素
消化酵素には3種類あり、食べ物に含まれる三大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂肪)を分解し、腸壁から吸収されるようにします。
・タンパク質を分解するプロテアーゼ
・でんぷんを分解するアミラーゼ
・脂質を分解するリパーゼ
代謝酵素
腸壁から吸収された栄養素をエネルギーに変える、有害物質や老廃物を排出する、新陳代謝や血液循環の促進、免疫反応など、生命活動の源となるものです。
年齢と共に酵素量は減るため、若いころと同じ食生活をしても体調を崩しやすくなったり、老化が進んでしまったりします。
食物酵素
生の果物、野菜、発酵食品に含まれ、血液を循環させて消化を手助けする働きがあります。
ポイントは「消化酵素」と「食物酵素」は消化を助け、代謝酵素は生命活動の源で、健康や美容を助ける、という点です!
※参考「NPO法人 日本酵素栄養学協会」
2.酵素の特徴
熱に弱い
ほとんどの酵素が、主にタンパク質で構成されています。
加熱をすると構造が変化し、酵素の機能を失ってしまいます。
体内で一日に作られる酵素は一定
体内酵素は一定で、100の酵素が消化酵素と代謝酵素に分配されるイメージです。
健康な方は消化酵素20、代謝酵素80位の配分です。
逆に不健康な方は消化酵素80、代謝酵素20位の配分で代謝酵素への分配が少なく、結果身体に悪影響が出やすくなります。
消化に悪いものを摂ったり、大量に食べると消化酵素の配分が増えてしまい、代謝酵素が減ってしまいます。
大切なのは、野菜などから食物酵素を摂ることで消化を助け、体内の消化酵素の割合を減らして代謝酵素の割合を増やすことです!
※参考「公益財団法人長寿科学振興財団」
3.酵素を効果的に摂るポイント3選
①自然で新鮮なもので、加熱はしない
酵素を含む食べ物は「生きている」食べ物のため、できるだけ農薬などを使わず自然な環境で育ち、新鮮なもののほうが酵素が多いです。
また、60〜80℃で30分加熱すれば、どんな酵素でも完全に破壊されるため、極力加熱しないで食べるのがおすすめです。
②酵素を多く含む食べ物を食べる
野菜:大根、かぶ、山芋、にんじん、玉ねぎ
大根やかぶには消化酵素が多く含まれているため、胃腸の調子を整える働きがあります。
山芋はミネラルや消化酵素が多く、消化・吸収を助ける働きがあります。
果物:パパイヤ、パイナップル、梨、いちじく
パパイヤやパイナップル、梨には、タンパク質をアミノ酸に分解する酵素が含まれています。
また、いちじくにはミネラルや消化酵素が豊富に含まれています。
発酵食品:納豆、味噌、キムチ、ぬか漬け、甘酒
発酵食品は、発酵される段階で微生物によって栄養素が分解されているため、体内で分解する負担が減り、消化酵素・代謝酵素の消費を防ぎます。
また発酵食品に含まれる乳酸菌などは、善玉菌を増やすサポートとしての役割を持つため、腸内環境が原因の便秘や肌荒れ、気分のムラなどの不調の緩和も期待できます。
個人的には甘酒に青汁を混ぜると、苦味がなく栄養も満点でおすすめです!!
③生活習慣の改善
よく噛んで食事を摂る:
唾液にはアミラーゼというでんぷんを分解する酵素が含まれています。
噛む回数を増やすことで唾液が分泌され、食べ物をしっかり分解することができます。
また、食物を細かく噛み砕くことで身体への分解や吸収がしやすくなります。
身体を温める:
体温が0.5℃下がると免疫力は35%も低下すると言われています。
酵素が最もよく働くのは37°C〜40℃のため、普段から体温を温めておくと酵素がよく働き、免疫力も上がります。
ぬるめのお湯や足湯に長時間入る、運動する習慣をつける、朝起きたら白湯やホット青汁を飲むなどがおすすめです。
質が高く、十分な睡眠をとる:
寝ている時間は代謝酵素が疲れた部位の回復や修復をするため、疲れが取れます。
しかし、寝る直前に食事を摂ると、眠っている間も消化活動をしてしまいます。
就寝の3時間以上前には夕食を済ませ、1〜2時間前にお風呂に入ることが、睡眠の質を高めるポイントです。
過度な飲酒、喫煙は控える:
体内酵素を浪費する原因として、飲酒と喫煙が挙げられます。
タバコやお酒の毒素を分解するために大量の代謝酵素が使われるばかりか、老化や病気のもとになる活性酸素・フリーラジカルを過剰に生み出す原因にもなります。
さらに、発生した活性酸素・フリーラジカルを中和にするために、また代謝酵素を浪費してしまいます。
同じく体内酵素を浪費してしまう原因になるため、過剰な飲酒や喫煙は控えるようにしましょう。
※参考「新谷酵素」
おわりに
今回は、健康に生きるための原動力「酵素」について、特徴や摂り方のポイントをご紹介しました!
食物酵素を摂り、体内の消化酵素を代謝酵素に回すことが、健康的で若々しい身体づくりに繋がります。
みなさんも、日々の生活に酵素を取り入れて、今よりもっと健康な身体作りをしませんか?
みなさんの生活に、少しでも役立てば幸いです。