【イベントレポート】お米からつくる和菓子づくりを通じて「四季を五感で感じる日本の文化」を学ぶ!東京学芸大学附属竹早小学校で〈第3回〉特別授業を実施
和菓子作りから学ぶ「日常の四季を暮らしに取り入れる」日本の文化
2026年7月2日、甘酒・雑貨かふぇ こめどりーみんぐ(運営:株式会社ゆいまーる)は、東京学芸大学附属竹早小学校の「たけのこタイム」にて、〈第3回〉特別授業を実施いたしました。
3回目となる今回の授業では「米粉を使ったねりきり作り」を通じて、日本で日常的に大切にされてきた「四季を暮らしに取り入れる文化」について、小学5、6年生の子どもたち20名と共に学びました。
子どもたちと、米粉やあんを使って生地を作り、季節のお花やオリジナルの形や色で表現した和菓子作りを実施。「今ある季節を楽しむ」という日本人が大切にしてきた感性を、体験を通じて伝えていきました。
授業の冒頭には、目で味わう和菓子と呼ばれるねりきりについて、春夏秋冬それぞれの季節を代表する写真と共に紹介。江戸時代後半に生まれたとされるねりきりの表現方法は、四季に合わせて色や形などの多様な表現があり、今でも大事にされていることを学びました。
子どもたちの新しいことを知った時の反応が毎回新鮮で、班でのチームワークや自由な発想で表現する力に私たちも刺激をもらいます。温かいお茶と共にねりきりを味わいながら感想を伝え合う子どもたちの表情にも癒されました。
改めて大事にしたい、日本人ならではの「繊細な感性」

ねりきりづくりの後には、「世界中が憧れた⁉︎日本人の感性」と題し、日常で触れている四季を感じる物事や、日本人の感性が海外に与えている影響についての講義を実施。
「日本以外にも四季がある国はある?」という問いかけから、他国にも四季は存在していることを再認識。日本が他国と違うのは、季節のうつろいに目を向け、敬意を持って「自然と一緒に生きる」選択をし、日常に取り込んで生活をしてきたという点です。
例えば、春に桜が咲いたらお花見をする、夏には風鈴で涼しさを感じる、俳句に季語を取り入れる、季節の変化をねりきりで表現する、着物の柄に取り入れるなど、行事や文化に多く反映されています。
「自然と共存する」という日本らしい感性が、五感を使って季節のうつろいを感じる暮らしの工夫や文化に繋がってきたのでしょう。自然や季節のうつろいの中での「今」を大切な人たちと分かち合ったり、繊細に美しく表現してきた歴史は、日本人の繊細な感性を育んできました。
そんな日本の「感性」は海を飛び越え、世界の美術、建築、写真などの数々の芸術作品にも影響をあたえ続けてきました。
世界的画家のモネやゴッホは、「浮世絵」を数百枚以上収集するほどのファンとしても有名。色彩感覚や自然との向き合い方、視点の使い方、構図などに影響をもたらしたといわれています。近代ではAppleの創業者スティーブ・ジョブズ氏が日本の「禅」や「ミニマルな考え方」に影響を受け、iPhoneの開発に役立てたという逸話が有名ですね。
また、日本の「感性」を生かして活躍する日本人の芸術家たちも、世界で評価されています。土地や自然を主役とした「自然と喧嘩しない建築」で有名な隈研吾氏、四季の花を作品に活かしながら独特かつ大胆な色彩感覚で世界を魅了する蜷川実花氏、自然や八百万の神に対する敬意をストーリーで表現する宮崎駿監督などが有名です。
世界で活躍する日本人芸術家の背景には、日本が古くから大切にしてきた四季のうつろいに気が付く「感性」が根付いているのではないでしょうか。
我々が古くから日常的に身につけてきた日本人ならではの感性を研ぎ澄ませ、移ろいゆくものや今目の前にある情景を捉えることで、子どもたちの人生がより楽しく濃いものになることを願っています。
子どもたちと時間を共にしながら、私たちスタッフも体験を通して改めて日本文化への理解を深めることができました。貴重なお時間をいただきました東京学芸大学付属竹早小学校の山田先生、生徒の皆様、本当にありがとうございます。
キャリア教育の講師依頼・特別授業の開催について
甘酒・雑貨かふぇ こめどりーみんぐでは、 全国の小・中・高等学校や自治体、教育関係者の皆様からのキャリア教育に関する講師依頼を積極的に受け付けております。
今回の東京学芸大学附属竹早小学校での事例のように、食育とキャリア教育を掛け合わせた体験型授業や、女性起業家による特別授業として、起業・パラレルキャリア・多様な生き方をテーマにした講演など、ご要望に合わせた柔軟なカリキュラムをご提案いたします。
子どもたちに、食の素晴らしさや、未来を描くワクワク感を届けるお手伝いをさせていただきます。
ぜひお気軽に下記からお問い合わせください。
https://craft-mita.org/pages/contact
今後も、こめどりーみんぐは、親子の学びと日本の豊かな未来をつなぐ取り組みを全力で続けてまいります。
参考情報・関連リンク
こめどりーみんぐ 公式HP: https://craft-mita.org/
島袋尚美 公式note: https://note.com/naomismb