
東京都港区大門を巡るシリーズ(第一回):増上寺と東京タワーに見守られて歩く大門の歴史散歩
忙しい毎日に、ほっとできる「街の物語」を
家と職場を往復する日々、気づけば季節の移ろいも見逃してしまいそうなほど。
そんな時こそ、日常にほんの少し「歴史ある場所の記憶」を取り入れてみるのはいかがでしょうか。
たとえば港区・大門。
通勤路の途中に見かけることがあるかもしれませんが、実はこの地は、静かに心を整えてくれる「物語の宝庫」なんです。増上寺の門前町として栄え、東京タワーとともに時を重ねてきたこの街には、せわしない毎日に“深呼吸”のきっかけをくれるような風景と歴史が息づいています。
今回は、そんな「大門」の歴史を、リラックスできるひとときのお供にご紹介します。
健康や暮らしを大切にしたいあなたへ、おすすめの発酵食品とも重ねながら、お届けしていきます。
大門ってどんな場所?──門前町からビジネス街へ
「大門」という名前は、文字通り増上寺の“大きな門”に由来しています。
現在の都営地下鉄・大門駅周辺は、江戸時代には増上寺の参詣客で賑わう門前町でした。参道沿いには茶屋や菓子屋が立ち並び、人々の心と体を休める場所だったのです。
増上寺は、徳川将軍家の菩提寺として400年以上の歴史を持つお寺。
その大伽藍を訪れるために、全国から多くの人々がこの「大門」を通り抜けていきました。
現在ではオフィスビルが並ぶビジネス街に変わりましたが、増上寺の広大な境内や、昔ながらの老舗店がところどころに残っており、歩くたびに“過去と現在が交差する”ような、不思議な感覚になります。
東京タワーとともに見守られてきた風景
大門エリアを歩いていると、ふと視界に入るのが東京タワー。
増上寺の境内越しに見上げるこの景色は、観光客だけでなく、地元の人々にとっても特別な意味を持っています。
昭和33年(1958年)に完成した東京タワーは、戦後の復興の象徴ともいえる存在。
かつての門前町だった大門が近代的なビル街へと変化する中で、東京タワーと増上寺という“新旧ふたつの象徴”が、静かにこの街を見守り続けてきました。
お昼休みにちょっと足をのばして増上寺のベンチでひと息──そんな過ごし方をしている方も多く、自然の静けさと歴史の重みが融合した空間は、忙しさで浅くなりがちな呼吸を、ふと深くしてくれるような力があります。
歴史に触れたあとに味わいたい、身体を思いやるひと口
大門のように、時代を超えて愛される場所には、「長く受け継がれてきたもの」への信頼感があります。
それは、食べ物も同じこと。伝統的な製法で作られる発酵食品には、素材の力を活かしながら、今の私たちの暮らしにそっと寄り添ってくれる優しさがあります。
たとえば、当店「こめどりーみんぐ」で人気の甘酒「糀ほわいと / 糀さくら」は、国産米と米麹だけで仕上げた無加糖のやさしい味わい。
増上寺の静けさに包まれるひとときのように、心と体にすっとなじんでくれる、そんな“ご褒美の一杯”です。
職場のデスクでほっとひと息つきたい時。
帰宅後、家族の夕食を整えたあとに。
あるいは、大切な人への「ちょっと気の利いた」贈り物として。
日常の中にある“自分をいたわるタイミング”に、そっと寄り添うものを選んでみませんか?
忙しい毎日でも、歴史ある街の記憶に触れることで、少しだけ心の余裕が生まれるもの。
そして、その余裕が、体にもやさしい選択につながっていくのかもしれません。
次回は、増上寺にまつわる知られざるエピソードをお届けします。どうぞお楽しみに。
🕊️ 忙しい毎日に、発酵のやさしさを——
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