
東京都港区大門を巡るシリーズ(第四回):東京タワーとともに生きる街、大門のこれから
変わりゆく風景の中にある、変わらないもの
増上寺の静けさ、門前町のにぎわい、季節を感じる並木道。
そして、どこから見ても堂々とした姿を見せてくれる東京タワー。
港区・大門という街は、長い時間をかけて何度も姿を変えながら、祈りと再生の記憶を静かに積み重ねてきました。
今回は、そんな大門の風景を語るうえで欠かせない存在——東京タワーの誕生と、街との関係に焦点をあててお届けします。
この街の過去と未来をつなぐ“希望のシンボル”が、私たちの暮らしにそっと重なる瞬間を感じてみませんか。
戦後の希望として建てられた東京タワー
東京タワーが完成したのは、昭和33年(1958年)。
戦後復興が進むなか、日本に「前を向く力」を与える象徴として、当時の最新技術と情熱が注がれて建てられました。
高さは333メートル。パリのエッフェル塔を超える設計で、“世界一高いタワー”として注目を浴びました。
建設地として選ばれたのが、芝公園の一角。
まさに、増上寺のすぐそば。かつて門前町として栄えた大門のすぐ近くです。
「徳川家の菩提寺のすぐ隣に、こんなに大きな塔を建てていいのか?」
当時はさまざまな議論もあったそうですが、最終的には“伝統と現代の共存”という形で、タワーはこの地に根付きました。
静かに祈りを捧げる増上寺と、空高く伸びる東京タワー。
その対比は、今の私たちに“時代を超える視点”をそっと投げかけてくれているようです。
受け継がれる景色が、日常を少しやさしくする
東京タワーのふもとには、時間の流れを感じさせるような風景がいくつもあります。
レンガ造りの塀、木漏れ日の小道、ベンチに座る老夫婦の姿。
そうした風景にふれると、日々の忙しさのなかでも「ゆっくりでいいんだよ」と声をかけられているような気がします。
そして不思議なことに、そういう場所では、“自分の感覚”がふっと戻ってくるのです。
気持ちに余白ができたとき、人は食べるものにも、選ぶものにも、丁寧になれますよね。
大門のように、古さと新しさが共存する街に身を置くと、自然と「ちゃんと選ぶ」心が戻ってくるように思います。
それは、毎日忙しく働きながら、家族のこと、自分の体のこともちゃんと考えたい——
そんなあなたのような人にこそ、ぴったりの感覚かもしれません。
“変わらないやさしさ”を選ぶ、ということ
再生を繰り返しながら生きてきた大門の街。
東京タワーが見守るこの場所で、過去と現在がゆるやかに重なり合うように、
私たちの暮らしも「新しい中に、昔ながらのやさしさ」を取り入れていけたら、きっと心強いですね。
たとえば、発酵食品の甘酒もそのひとつ。
テキパキと動く日々のなかでも、身体にやさしいものを選ぶことは、自分を整える第一歩です。
当店「こめどりーみんぐ」の甘酒『糀ほわいと / 糀さくら』は、そんな“変わらないやさしさ”を大切にした一品。
国産米と米麹だけで丁寧に作られた無加糖の甘酒は、ノンアルコールで飲みやすく、仕事の合間や夜のリラックスタイムにもぴったりです。
● 忙しい日の合間に、そっと一杯
● 帰宅後のくつろぎ時間に、ほっと一杯
● 大切な人への「思いやり」として、贈る一杯
大門という街がそうであるように、長く大切にされるものには、静かだけれど力強い魅力があります。
その魅力が、毎日を少しだけ優しくしてくれる——
そんな甘酒を、ぜひあなたの生活にも取り入れてみてくださいね。
4回にわたって、大門の歴史と風景を旅してきました。
どの記事にも共通していたのは、「静かな時間の豊かさ」と「受け継がれる思いやり」。
それらが、忙しい日々を生きるあなたの中に、そっと根づいていくことを願っています。
“再生の街”大門から生まれたやさしさの味
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